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危機管理マニュアル Ⅲ

Ⅲ 熱中症への対応

重要事項

1 事業所での熱中症事故は、ほとんどが体育的活動によるものである。また、気温がさほど高くなくても、湿度が高い場合に発生することがあるので注意すること。

2 WBGT31℃以上では活動を中止すること。

3 水分補給は、スポーツドリンクなど、塩分なども補給できることが望ましい。

1 安全確保

(1)肥満傾向の人は熱中症になりやすいので、プログラム内容等の軽減、水分補給を十分にすること、休憩をとることなど十分な予防措置をとること。

(2)活動前の体調のチェックや健康観察を行い、体調の良くない利用者や、特性上活動が無理な利用者などは無理に参加させないこと。

(3)梅雨明けなど急に暑くなったときは、身体が暑さに慣れていないので暑さに慣れるまで1週間程度は、活動は軽めにすること。

(4)測定器を活用し、未然予防に努めること。

2 緊急時の安全確保

(1)けいれん、ふらつき、めまい、吐き気などは、熱中症を疑うべき症状である。意識を失っている場合は、すぐに救急車を要請し、同時に以下の救急手当を行う。

① 意識がある場合は、涼しい場所に避難させ、衣服を緩めて体を冷却し、水分補給をさせる。

② 意識がある場合でも、吐き気等で水分補給が出来ない場合は救急搬送する。特に、応答が鈍い、言動がおかしい等の意識障害とみられる症状を確認したら迅速に救急搬送する。

 

TEL:092-407-0456